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梅雨に雨が降らないと起こる影響と原因について雨の降り方の特徴とは?

6月に入ると梅雨の季節となりますね。

梅雨の時期は雨が良く振るので、嫌いな季節と思う人も多いのではないでしょうか?

雨が降り湿度が高くなる為、湿ったジメジメした日が多く続きますよね。

早く梅雨が明けろと思う人や雨は降るな!と心の中でつぶやく人もいると思いますが、梅雨に雨が降らない事が原因で様々な影響を周囲に及ぼす事をご存じでしょうか?

梅雨の時期特有の雨の降り方や風の特徴もあったりします。

この記事では梅雨の時期に雨が降らない事で及ぼす影響や原因、梅雨特有の雨の降り方の特徴について解説していきます。

梅雨に雨が降らなかった場合に想定される影響

梅雨の時期に雨が降ると洗濯ものが乾かなかったり、通勤や通学に雨が降るかもしれないと傘を持っていく事が増えますよね。

そのため梅雨に雨は降らないでほしいと思う人も多いでしょうが、梅雨の時期に全く雨が降らないと空梅雨と呼ばれます。

もしも梅雨に入っても雨が全然降らない空梅雨になった場合、私たちにとって生活に大きな影響を受けてしまう事をご存じですか?

その受ける3つの影響についてご紹介します。

水不足

梅雨の時期に雨が降らないと深刻な水不足が発生する恐れがあります。

近年でも海外でダムの水が干上がるといったニュースが報道された事もあります。

日本で水不足になるの?と思う人もいるでしょうが、過去に実際に起こった出来事があります。

例えば平成6年に全国的に深刻な水不足が発生しました。

連日に勢力の強い太平洋高気圧に覆われた事で、東京や大阪など広範囲でそれまでの最高気温記録を上回る暑さと、空梅雨による雨の少なさから、夏には水不足が深刻化しました。

福岡市では295日の断水期間を設けるレベルで影響を与えています。

梅雨の時期に雨が降らない空梅雨になると、水不足となる可能性が非常に高いです。

食糧不足

空梅雨が続き雨が降らないと野菜が育たず、農業に悪い影響を与えます。

梅雨の時期に雨が降らないと作物が育ちません。

農業だけでなく、プランクトンやクラゲの大量発生による漁業にも影響が出ます。

そのため食料不足や価格高騰が起こり、生活が苦しくなり家計を圧迫させることになるます。

不足している物を輸入する事である程度はどうにかする事は出来ますが、野菜の値段が高くなる事は避けられないでしょうね。

スズメバチの大量発生

梅雨に雨が降らず空梅雨になると虫が大量発生します。

本来梅雨の時期は雨によって虫が活発に活動できない為、大量発生はしません。

虫は変温動物なので、気温が下がると動けなくなり大量発生出来ないからです。

しかし梅雨に雨が降らない場合は、虫の活動が活発化するため、大量の虫が湧く事になります。

そうすると虫を食料にしているスズメバチが繁殖して大量発生します。

スズメバチに刺される最悪の場合、死の危険性がある為大変危険な状態になります。

梅雨に雨が降らない原因って?

ではなぜ梅雨になっても雨が降らない事が起きるのか?

空梅雨になる原因を3つご紹介していきます。

太平洋高気圧の勢いが強い

空梅雨になる原因の一つが太平洋高気圧の勢いが強い事です。

梅雨前線を作る太平洋高気圧の勢いが強いと、暖かい空気が南から北へどんどんせり出して押し上げます。

そうすると冷たい空気と暖かい空気がぶつかる場所である前線が、通常の位置より北に移動する事になるのです。

そうなると梅雨前線が日本に掛からなくなってしまい空梅雨になります。

太平洋高気圧の勢いが弱い

太平洋高気圧の勢いが弱くても空梅雨になる原因です。

太平洋高気圧の勢いが弱いと今度は梅雨前線が北上せず、日本までやってきません。

梅雨前線が出来る時は太平洋高気圧の勢いが弱く、北の冷たい空気が南下して日本の南の海上で梅雨前線が発生します。

徐々に太平洋高気圧の勢いが強くなり、北上する事で梅雨入りをするのですが、太平洋高気圧の勢いが弱いままだったとしたら北上する事が無いです。

そうすると日本にまで梅雨前線が押し上げられないので、雨が降る事がなく空梅雨となります。

また太平洋高気圧の勢力が弱すぎて梅雨前線そのものが出来なくて空梅雨になる場合もありますね。

この場合はいつ梅雨入りだったのかわからない事になります。

偏西風の流れが原因

太平洋高気圧の勢いや動きを偏西風が邪魔して空梅雨になる事があります。

偏西風とは地球の自転によって生じる風で、日本の上空を西から東へ向かって流れる大きな空気の流れの事を指します。

偏西風はいつも西から東へ流れているので、日本では西から東に向かって天候が変わっていきます。

本来は西から東に流れていますが、北や南にずれたり蛇行する事があります。

そうすると梅雨前線を上げたり下げたり、又は前線が消滅する事があり、それが空梅雨の原因になる事があるようです。

梅雨に雨が降る理由は?

次に梅雨に雨が何故降るのかその理由についてご紹介します。

梅雨の期間に雨が降る理由は梅雨前線が日本付近に掛かるためです。

梅雨前線が日本付近にかかっている事で連日雨の日が続いて降り続けます。

梅雨前線が出来るのは、南の暖かい空気と北の冷たい空気がぶつかる事で発生します。

日本の南にある暖かい空気は太平洋高気圧で、夏の暖かい空気を持つ高気圧です。

春の冷たい空気を持った高気圧もあり、それが北のオホーツク海高気圧と呼ばれます。

つまり暖かい空気と冷たい空気の2つがぶつかる事で出来るのが前線と呼ばれ、梅雨の季節に出来る前線なので、梅雨前線と呼ばれます。

梅雨で降る雨と風の特徴

実は梅雨に降る雨の特徴が東日本と西日本で異なっている事をご存じでしょうか?

梅雨前線の作られ方が原因なのですが、東北や北海道の梅雨では弱い雨で涼しい気温である事が多いです。

関東では弱い雨で気温が暑いと涼しいが混雑して、関西では弱い雨で暑い気温である事が多いです。

また沖縄や九州では強い雨で暑い気温になる事が多いという特徴があります。

なぜ東日本と西日本等の地方によって梅雨の特徴が異なってくるのかを解説していきます。

東日本での梅雨前線の作られ方

東日本で梅雨前線が作られる時は、北から流れ込む“冷たい湿った空気”と南からの“暖かい湿った空気”がぶつかる事で梅雨前線が作られます。

梅雨前線が南下すると冷たい湿った空気が関東地方を覆う事になるので、あまり暑さを感じる事が少なくなり、西日本に比べて暑くならず涼しい気温になるのです。

さらに、関東や東北太平洋側では、梅雨前線やオホーツク海高気圧などの冷たい東風が吹いたりします。

この風が吹く影響で6月や7月頃に季節外れの冷たい風によって寒さが訪れる事になり関東や北陸や北海道では梅雨の時期が暑くなりにくい特徴となります。

西日本での梅雨前線の作られ方

西日本では南からの“暖かい湿った空気”と、北からの“暖かい乾いた空気”がぶつかって梅雨前線が作られます。

そのため梅雨前線が南北どちらに動いても、空気は暖かく涼しくはならないので梅雨寒にはなりません。

また気温が高くなると、空気中の水分量が多くなるので、気温の高い西日本で強い大雨が降る事が多くなります。

だから西日本の梅雨は強い雨が降る事が多く、また気温が暑くなる特徴となるのです。

梅雨に雨が降るのは必要

梅雨の時期に雨が降る事はとても重要です。

水不足による断水や作物が育たない事による食糧不足、昆虫などの大量発生といった生態系にも影響を及ぼします。

ただ近年では地球温暖化の影響で気温が高くなり、海水の温度の上昇によって、空気中に含まれる水蒸気が増えた事で、激しい雨が降りやすくなっているようです。

西日本では集中豪雨によって土砂崩れや浸水などの被害が出た県が出ています。

空梅雨となる事による影響も大変ですが、雨が降る事による災害もあるので事前の備えが必要ですね。

まとめ

梅雨に雨が降らないと起こる影響と原因について雨の降り方の特徴について紹介しましたがいかがだったでしょうか?

梅雨は雨が降るというイメージは誰もが持っていると思います。

梅雨前線が出来ない、又は出来ても日本に梅雨前線が掛からないと日本に梅雨が訪れません。

もし梅雨の時期になっても雨が降らず空梅雨だと起こる影響はとても深刻な事になります。

また逆に昨今の様に雨が降っても、それがゲリラ豪雨や、激しい雨を降らせる積乱雲が次々に発生する線状降水帯による大雨だと災害として被害を受ける可能性があります。

さらに時期的に台風による災害が起こりやすくなっていますので、あらかじめ防災対策をして備えておくと良いかもしれないですね。

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