「せどりって儲かるんでしょ？」
「副業でせどりを始めてみようかな」
そんなふうに考えて、せどりを始めようとしている人も多いのではないでしょうか。
確かに、せどりは初期費用が少なく、在宅で始められるなど、メリットも多いビジネスです。
しかし、最近では競争が激化しており、利益を出すのが難しくなってきているという声も少なくありません。
そこで、せどりを始めようと考えている人に向けて、せどりを始める前に知っておくべきことについて解説します。
せどりは、初期費用が少なく、在宅で始められるなど、メリットも多いビジネスですが、競争が激化しており、利益を出すのが難しくなってきているというデメリットもあります。
そのため、せどりを始める前に、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で、自分に合っているかどうかを判断することが大切です。
この記事では、「せどりって本当に稼げるの？」、「競争が激しいって本当？」、「リスクは少ないの？」といった悩みや疑問に答えながら、せどりを始める前に知っておくべきことについて解説します。
せどりは、副業として始める人も多いビジネスです。
しかし、始める前にメリット・デメリットをしっかりと理解した上で、自分に合っているかどうかを判断することが大切です。
この記事では、せどりを始める前に知っておくべきことについて解説しましたので、せどりを始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
せどり転売とは？
せどり転売とは、安く仕入れた商品を高く売って利益を得るビジネスモデルです。
仕入れ先は、掘り出し物や在庫処分品が狙える中古ショップやリサイクルショップ、セール品や特価品が狙える量販店やネット通販などがあります。
売り先は、Amazonやヤフオクなどのネットオークション、フリマアプリ、古物商許可証があれば実店舗などがあります。
せどり転売のメリット
せどり転売をするメリットは、以下になります。
- 自分のペースでできる
- 赤字や損失のリスクが比較的低い
- すぐに利益を出せる可能性がある
- 初期費用が低い
自分のペースでできる
せどりは、商品の仕入れから販売まで、すべて自分で行うことができます。
自分の好きな時間に、自分の好きな場所で作業することができます。
そのため、本業との両立がしやすいビジネスモデルです。
また、家事や子育てと両立しながらも始めやすいです。
赤字や損失のリスクが比較的低い
せどりは、仕入れ値よりも高値で転売することで利益を得るビジネスモデルです。
そのため、仕入れ値を抑えることができれば、赤字や損失のリスクを抑えることができます。
ただ気を付ける事として、仕入れ価格を間違えたり、相場の変動によって販売価格が変動する事があります。
その場合、赤字になる可能性もあります。
すぐに利益を出せる可能性がある
せどりは、仕入れから販売した時点で、仕入れ金額を上回っていれば利益になります。
比較的短い期間で成果が出ます。
稼ぎ方がシンプルにため、初心者でも稼ぎやすいです。
そのため、副業や短期的な収入源として、始める人も多くいます。
初期費用が低い
せどり転売を始めるためには、仕入れるための資金と売り先が必要です。
そのため、ネットオークションやフリマアプリへ登録しないといけません。
しかし、仕入れ資金は数万円程度から始められる場合が多く、開業届などの手続きも必要ないため、初期費用を抑えて始めることができます。
せどり転売のデメリット
次に、せどり転売のデメリットとして、以下があります。
- 競合が多い
- 在庫リスクがある
- リサーチや作業に時間がかかる
競合が多い
せどり転売は、比較的始めやすいビジネスモデルです。
競合が多い事もせどり転売の特徴と言えます。
そのため、仕入れ先や売り先の調査をしっかり行い、差別化をしていかないと、稼ぐ事が難しくなっています。
在庫リスクがある
仕入れた商品が売れずに在庫として残ってしまうと、資金繰りが悪化するリスクがあります。
事前にリサーチを行い、売れる商品を見つけないといけません。
適当な仕入れは、商品が売れない可能性が高まります。
そのため、仕入れの際には、売れ行きや相場をしっかり調べておく必要があります。
リサーチや作業に時間がかかる
せどりでは、商品の仕入れ先や、販売先を探すためのリサーチや、商品の梱包や発送などの作業に時間がかかります。
1つ1つにリサーチから、梱包、発送作業をしないといけません。
扱う商品が増えればその分、作業する量も増えていく事になります。
そのため、ある程度の時間を割くことが求められます。
せどり転売は、自分のペースで、比較的低リスクで、すぐに利益を出せる可能性があるビジネスモデルです。
しかし、競合が多く、在庫になるリスク、リサーチや作業に時間がかかるなど、デメリットもあります。
せどり転売は、さまざまな可能性を秘めたビジネスモデルです。
しかし、成功するためには、しっかりとした準備と努力が必要です。
せどりをやめたくなる理由
せどりは、仕入れ値よりも高値で転売することで利益を得るビジネスモデルです。
とてもシンプルで、初心者でも稼ぎやすいですが、止めたいと思う人も多いです。
せどりをやめたくなる理由として、以下の2つが挙げられます。
- 利益率の低さ
- 競争の激しさ
利益率の低さ
せどりで利益を出すためには、仕入れ値と販売価格の差額が必要です。
しかし、近年では、せどりを行う人が増えたことで、商品の相場が変動してしまい、利益率が低下してしまいました。
他にも、Aamzonでは、フルフィメント手数料の値上げをしました。
経費が増加する事で利益額が下がり利益率の低さがより強くなりました。
その結果、労働に見合わなくなったため、せどりを辞める人が増加しています。
競争の激しさ
せどりは、比較的簡単に始めることができるため、競合が多く、利益を出すのが難しくなってきています。
せどり専用のツールやサービスも充実しているため、初心者でも簡単に始めることができます。
しかし、初心者でも簡単に始める事が出来るようになった事で、競合が増えて競争が激しくなりました。
そのため、せどりで稼ぐ事が難しくなり、辞めてしまう人が増えました。
せどりで成功するためには、商品のトレンドや、稼ぐ方法を考え、差別化を図ることが重要です。
せどりが割に合わない理由
仕入れ値よりも高値で転売して利益を得るのが、せどりのビジネスモデルです。
しかし、せどりには割に合わない事もあります。
- 稼げない
- 時間や労力がかかりすぎる
稼げない
せどりは、競合が増えて競争が激しくなった結果、稼ぎにくい環境になっています。
さらに、販売するプラットフォームの手数料も値上げ傾向です。
ただ、仕入れて販売するだけでは、稼げない環境になった事で、せどりをする事は、割りに合わなくなっています。
時間や労力がかかりすぎる
せどりは物販と違い、1品1商品毎の作業が必要です。
利益を出すためには、商品の相場や、需要を常に把握し、効率的に商品を仕入れ、販売する必要があります。
また、商品の販売のために、梱包や発送などの作業も必要です。
そのため、稼ごうとすればするほど、時間や労力が必要になり、割に合わなくなっていきます。
そのため、せどりを本業として行うのではなく、副業や趣味として行うことがおすすめです。
せどり転売をやめた方がいい人
せどり転売を成功させるためには、以下の特徴を持っている人は、向いていないため辞めた方が良いでしょう。
一攫千金を狙う人
せどり転売は、短期間で大きな利益を上げる可能性もありますが、それはあくまでも可能性であり、保証はありません。
せどり転売で大きな利益を上げるためには、運やタイミングが大きく左右されます。
しかし、一攫千金を狙う人は、すぐに利益を出そうとするため、失敗する可能性が高くなります。
そのため、一攫千金を狙う人にとっては、せどり転売はリスクが高すぎるビジネスモデルと言えるでしょう。
競争が苦手な人
せどり転売は、比較的簡単に始めることができるため、競合が多いのが特徴です。
そのため、競争が苦手な人にとっては、利益を出すのが難しく、せどり転売はストレスが溜まるビジネスモデルと言えるでしょう。
せどり転売で成功した人の中には、競争が苦手な人でも成功した人もいます。
しかし、そのような人は、競合との差別化を図ることに成功した人たちです。
継続的な努力ができない人
せどり転売で成功するためには、継続的な努力が必要です。
仕入れ先の調査や、商品の選定、販売戦略の立案など、さまざまな作業を継続的に行う必要があります。
そのため、継続的な努力ができない人にとっては、せどり転売は難しいビジネスモデルになります。
せどり転売をしている人の中には、運よく売れ筋商品を仕入れて稼げた人もいます。
しかし、継続的な努力が出来ない人は、以降に稼ぐ事が出来なかった人がほとんどです。
もし、あなたがこれらの特徴に当てはまる場合は、せどり転売を始める前に、リスクを十分に理解した上で、慎重に判断することをおすすめします。
せどりで稼ぐためのコツ
せどりで稼ぐためには、抑えておくべきポイントがあります。
- 競合との差別化を図る
- 商品トレンド・需要を把握して売れ筋を仕入れる
- 販売戦略を練り商品販売の効率化
これらのポイントを具体的に解説します。
競合との差別化を図る
せどりで利益を出すためには、仕入れ値を抑えることが重要です。
そのためには、仕入れ先をリサーチし、競合との差別化を図ることが大切です。
せどりをする場合の主な仕入先は以下が多いです。
- ネットオークション
- フリマアプリ
- 古本屋やリサイクルショップ
- メーカーや卸売業者
これらの仕入れ先を組み合わせることで、より安く商品を仕入れることができます。
また、販売先も独自に開拓することで、競合との差別化を図ることができます。
販売先としては、以下のような場所が挙げられます。
- ネットオークション
- フリマアプリ
- 自社ECサイト
- 実店舗
ネットオークションやフリマアプリは、手軽に商品を販売することができます。
しかし、競合が多いため、利益を出すのが難しい場合もあります。
自身でネットショップや実店舗を経営している場合は、そこで販売する方法もあります。
自身のショップで販売する方法もあります。
競合が少ないメリットがあります。
しかし、初期費用や運営費用がかかるというデメリットもあります。
商品トレンド・需要を把握して売れ筋を仕入れる
せどりで利益を出すためには、売れ筋商品を仕入れることが重要です。
そのためには、商品のトレンドや、需要を常に把握しておく必要があります。
商品のトレンドを把握するには、ニュースやSNSの情報をチェック、専門誌やWebサイトを参考にする、競合の動向を調査する事でトレンドを把握する事が出来ます。
また、需要を把握するには、商品の口コミやレビュー、類似商品の販売状況を調査、アンケートや調査を実施する事で、需要を把握する事が出来ます。
そうする事で、売れ筋商品を見つけて仕入れる事が出来ます。
販売戦略を練り商品販売の効率化
せどりで利益を出すためには、販売戦略を練り、効率的に商品を販売することが重要です。
そのために、商品の価格設定、画像や説明文、配送方法、販売手数料といった販売戦略を練る必要があります。
商品の価格設定は、利益率を高めるためには重要です。
しかし、競合との価格競争に負けてしまうと、利益を出すのが難しくなります。
また、商品の画像や説明文は、商品の魅力をアピールするために重要です。
画像や説明文がわかりやすく、魅力的であれば、商品が売れやすくなります。
さらに、配送方法は、商品の種類や、販売先によって適切なものを選ぶ必要があります。
配送方法が適切でないと、顧客の満足度が下がり、リピート率が下がる可能性があります。
最後に、販売手数料は、販売価格に上乗せされるため、利益率を下げる要因となります。
販売手数料が低い販売先を選ぶことで、利益率を高めることができます。
これらの販売戦略を練ることで、効率的に商品を販売することができます。
せどりで稼ぐためには、これらのコツを抑える事で、稼ぐ事が出来るようになります。
せどりをする注意点
ここでは、せどりをして稼いでいきたい場合、せどりをする注意点について解説していきます、
仕入れ値を抑える
せどりをして稼ぐ為には、仕入れ値を抑える事は何よりも重要です。
実例として、仕入れ値を抑えることが出来ずかった。
その結果、商品を売っても、仕入れ値とほとんど変わらず、利益が出なかった。
そうならないためには、仕入れ値を抑えて、利益率を高めることが大切です。
販売価格を適切に設定する
販売価格が相場と合っていないと、商品が購入されず、稼ぐ事が出来ません。
例えば、販売価格を高めに設定しすぎて、売れ残ってしまったケースや、逆に安くし過ぎて、売れたけど利益が出なかったケースも良くあります。
そのため、商品の販売価格を適切に設定して、利益を最大限確保しつつ、売っていかないといけません。
法律や規制を守る
せどりを行う際には、法律や規制を守ることが重要です。
例えば、著作権や商標権、消費者権利などの法律に違反する行為は、法的な罰則を受ける可能性があります。
無断転売や模倣品の販売によって、逮捕された事例もあるため、知らずに行わない様に注意しないといけません。
確定申告をする
せどりで利益が出た場合は、確定申告をする必要があります。
確定申告をしないと、税務署から追徴課税を受ける可能性があります。
せどりは事業とみなされるため、所得税や消費税の申告が必要です。
確定申告をしなかったため、余分に税金を払う事になると、せどりで稼ぐ意味が失われます。
そのため、せどりをして稼ぐ場合は、確定申告をする事を念頭に入れて始めましょう。
せどりは辞めた方が良いのかまとめ
せどりは、仕入れ先で商品を仕入れ、それを転売して利益を得るビジネスです。
副業として始める人も多いですが、中には「せどりは辞めた方が良い」と言う人もいます。
そこで、せどりのメリット・デメリットと、辞めたほうが良い理由について、せどりのプロの目線で解説しました。
せどりは、仕入れ資金さえあれば、誰でも始めることができます。
また、パソコンやインターネットさえあれば、場所や時間にとらわれずに作業を進めることができます。
そのため、誰でも始めやすく、場所や時間の影響を受けにくく、他の副業と比べて、初期投資が少なくても始められます。
その一方で、近年多くの人が参入しているため、競争が激しい傾向にあります。
また、商品の価格は、需要や供給によって常に変動しています。
そのため、安定して稼ぐ為には、価格変動の予測や、高いスキルやノウハウを身に付ける必要が出てきます。
さらに、仕入れた商品によっては、保管するのにスペースが必要になり、手間やコストがかかります。
これらの事が重なり、稼ぐ事が難しいと考える人が多く、辞めた方が良いと言われています。
しかし、これほどシンプルなビジネスモデルはありません。
せどりを始める際には、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で、自分に合っているかどうかを検討して決めましょう。
追徴課税は原則として、納付すべき税額に対して、50万円までは15％、50万円を超える部分は20％の割合を乗じて計算した金額を払う事になります。