雷鳴が聞こえたらどこかで雷が落ちる前兆かもしれません。
日本では雷に打たれて死亡する人が毎年で20人ほどいるそうです。
そのうちの7割は助からないと言われています。
実際に雷が落ちた時にどのくらい近くにいると危ないのか、ピカっと光ってから雷鳴音がするまでの距離や雷の対処方法について纏めていきます。
目次
雷鳴が聞こえた場合の距離
雷のゴロゴロという雷鳴が聴こえた場合、雷雲が近くにある証拠になります。
雷鳴の可聴距離は、最長10~14kmあるとされていて、ゴロゴロと雷鳴が聴こえた場合、落雷の危険性があります。
また雷雲は時速10~40kmほどの速さで移動するので、進むスピードが早い場合は20分くらいで雷が落ちる可能性があります。
すでに雷雲の下にいたなら、そばで落雷が起きてもおかしくないので、雷鳴が聴こえたら速やかに安全な場所に避難をしましょう。
雷が落ちた場所の計算方法について
雷が落ちた時に光ってから何秒経って雷鳴が聴こえたかで雷が落ちた場所を計算する事が出来ます。
計算式は音の早さ(340m/秒)×光ってから落雷の音が聴こえたまでの秒数=落ちた距離になります。
例えば、ピカッと光って後にゴロゴロと雷鳴が聴こえるまでに5秒ほどの時間があった場合の計算式は、340m/秒×5秒=1700mになり、1.7km距離のある場所に雷が落ちた事が分かります。
このように雷が落ちた場所がどこなのか距離を計算して導くことが出来ます。
正しい対処方法について
雷が聴こえた場合の避難の対処方法について紹介します。
車の中に避難
1つ目は車の中に避難する事です。
もし仮に車に雷が落ちたとしても電流は車の外側を通って地面に流れていくので、感電する事はありません。
注意点として車に避難する場合は、必ず車の窓を閉めましょう。
開いていると車内に雷が流れて感電します。
建物の中に避難
2つ目は建物の中に避難する事です。
鉄筋コンクリートの建物は外側に電気流れていくので安心です。
駅やビルの内部に避難すれば安心です。
注意点として、建物の中に入らずに軒下や近くにいると側撃する可能性があり大変危険になりますので、落雷に対処する為に避難するなら中に建物の内側に入る様にしましょう。
保護範囲にいる
これは最終手段になりますが、避難する場所がどこにもない場合、「保護範囲」に逃げてしゃがんで姿勢を低くして雷が過ぎ去るのを待ちましょう。
「保護範囲」とは、電柱や建物、煙突など高さ4 m~20mまでの構造物から4m以上離れて、構造物の天辺を45度以上の角度で見上げる範囲のことを言います。
雷の特徴として構造物や電線の方に引き寄せられるので、雷を受けにくく構造物から4m離れているので、側撃も避けられます。
電線の下ならさらに効果的です。
とはいえ雷鳴が響く中で、屋外で雷が去るのを待つのは、非常に辛い状況ですので、気象情報もこまめにチェックしておく事が重要です。
正しくない避難NGな場所
雷鳴が聴こえた際に避難NGな場所について紹介します。
- 高い木の下や林や森の中に避難するのは大変危険な行為になります。
落雷関係の事故でも側撃は死亡率が非常に高く、危険な避難場所になるので絶対やめましょう。
- 次にビルや家屋の軒下に避難するのも大変危険でNGな避難場所です。
こちらも外側に流れた雷の側撃を貰いやすく感電しやすいですね。
- 最後に屋内に避難した時に、テレビや壁、コンセントなどから雷が伝って来ることがありますので、1mくらい離れた距離にいた方が安全です。
まとめ
雷の危険な距離についてや光ってから5秒後に雷鳴が聴こえたら落雷場所はどこになるのか纏めました。
- 雷音の可聴距離は最長10~14kmあるので聴こえたら雷に打たれる可能性あり危険。
- 雷の落ちた場所は(340m/秒)×光ってから落雷音が聴くまでの秒数で計算できる。
- 落雷に対する正しい避難方法として車の中や鉄筋コンクリの建物の内側に避難。
雷が聴こえても距離があるから大丈夫と思う事は大変危険です。
雷雲の移動距離は早いので、雷雲が遠くてもすぐに雲の下に入ってしまいます。
雷鳴が聴こえたら建物の中や車の中に入って避難しましょう。
学校のグランドや山頂など雷が人に落ちやすく危険なだけでなく、大きな木の下や建物の軒下に避難すると側撃を受ける危険性があります。
安全な避難場所や危険な場所を知っていれば雷が聴こえても正しい対処をする事が出来るようになります。
雷鳴っが聴こえたら安全な場所に移動して身を守りましょう!
僕の実家は雷の電気が伝ってテレビが故障したことがあるんだよ。