夏の暑さが和らいでくると、秋がやってきます。
秋と言えば「○○の秋」とよく言われますが、何故○○の秋と呼ばれるようになったのでしょうか?
この記事では○○の秋と呼ばれるようになった由来やその種類について纏めていきます。
- ○○の秋と呼ばれるようになった理由
- 食欲・スポーツ・読書の秋と呼ばれる由来
- ○○の秋と呼ばれる種類
秋と呼ばれるのは何月から?
まず初めに秋と呼ばれるのは何月からなのでしょうか?
季節の区別には気象学的季節と天文学的季節と伝統的季節があって、それぞれで季節の区別が異なります。
気象庁が定めているのは、気象学的季節で9月~11月となっています。
他には伝統学的季節として秋分~冬至を秋とする考えがあります。
その場合は9月23日~12月22日が秋となります。
また暦月や節月で区切った季節の分け方もあります。
暦月の場合だと、7月~9月が秋になり、一般社会の季節とは異なります。
節月では立秋~立冬までを秋としていて8月8日~11月8日となりこちらも一般社会の季節とはずれています。
一般的な秋は気象庁が定めている気象学的季節である9月~11月になります。
○○の秋となぜ呼ばれてる?
なぜ四季の中で秋だけ「○○の」が付いて呼ばれるのでしょうか?
そう呼ばれるようになったのは、単純に気候的に丁度良いからというのが理由です。
夏の季節は暑すぎて勉学やスポーツなどに中々集中する事が難しく、冬は逆に寒すぎて身体が動きません。
それに比べて秋は気候や気温が良いため過ごしやすく、勉強・運動・読書などをするのに丁度良かったからです。
人が最も集中力が高まりパフォーマンスが向上するの気温が22℃前後だという研究結果もあるそうです。
ちなみに諸説では春も条件に当てはまるのですが、春は新年度や新学期などの始まりの季節であり、余裕が持てない事から○○の春と呼ばれないのだそうです。
食欲の秋と呼ばれる由来
食欲の秋と呼ばれる由来は、主食となるお米やキノコや栗など多くの食材の旬が秋に多いからです。
他にも夏の暑さで落ちた体力を回復させるために、涼しくなった秋は自然と食欲が増すことが挙げられます。
そのため古くから、おいしい食べ物が多くなる秋は、いつもより食欲が増す人が多いと、考えれるようになりました。
諸説はあるようですが、食欲の秋と呼ばれる一般的な由来として知られるようになったようです。
スポーツの秋と呼ばれる由来
スポーツの秋と呼ばれるように様になった由来は、1964年に開催された東京オリンピックが関係しています。
当時の東京オリンピックが開催された月は10月で、開会式は10月10日に行われました。
この事が要因で10月10日を体育の日と制定したようです。
そして国民でスポーツを楽しむための呼びかけが行われ、秋に運動会を行う学校が増えていったそうです。
この一連の流れから秋=スポーツ(運動)というイメージが定着した事で、スポーツの秋と呼ばれるようになったようです。
読書の秋と呼ばれる由来
読書の秋と呼ばれるようになった由来について、諸説ある中で有力なのが、中国の漢詩を夏目漱石が引用したという説が有力と言われています。
夏目漱石が執筆した代表作「三四郎」で、中国の文人が詠んだ「灯火親しむべし」という詩を、引用しています。
これは「秋は過しやすい季節だから、夜には明かりをともして読書をするのに最適だ」という意味で、秋は読書をするイメージが一気に日本中に広まりました。
その結果「読書の秋」という言葉が定着したとされています。
○○の秋と呼ばれる種類
秋を連想させる○○の秋は、どれくらいの種類があるのか調べてみました。
調べた結果、様々な種類の○○の秋がありました。
僕自身は睡眠の秋は聞いた事がありませんでしたが、由来は睡眠環境にうってつけの気温であるという理由から、睡眠の秋と呼ばれているようです。
こんなにも多くの○○の秋というフレーズが出てくるのは、秋特有で他の季節では出てきません。
これは秋という季節は夏と違って暑くなく、冬と違い寒くない穏やかな気候で、身体的に負担が少なく活動的になりやすい、適した季節だからなのでしょう。
まとめ
今回は食欲・スポーツ・読書といった、○○の秋と呼ばれる由来について纏めていきました。
秋という季節は暑い夏と寒い冬の間にあり、気候的にとても過ごしやすい季節になります。
そのため何をするにもベストなシーズンです。
秋が過ぎると何をするにも億劫な寒い冬がやってきます。
冬が来る前に様々な事が楽しめる秋を満喫しましょう。