寒い冬、暖房が止まったり動いたりすると、とても困りますよね。
「故障かな?」
「使い方が間違っているのかな?」
原因がわからず、焦ったり不安になったりしてしまうと思います。
しかし、実は暖房が止まったり動いたりする原因は、意外と簡単なケースも多いのです。
この記事では、暖房が止まったり動いたりする原因と、自分でできる対処法をわかりやすく解説します。
あなたもこの記事を読んで、暖房トラブルを自分で解決しましょう!
例えば、僕の実家での体験ですが、灯油ストーブを使う為にスイッチを入れたのですが、室内温度が10℃になったあたりで、急に止まってしまいました。
原因は、ストーブに裏のフィルターの埃でした。
フィルターの埃が酷かったため、埃を綺麗に取った結果、正常に動くようになりました。
この経験から、ガスストーブが止まったり動いたりする原因は、意外と簡単なケースも多いことに気づきました。
この記事で紹介する対処法を参考に、あなたも暖房トラブルを自分で解決しましょう!
暖房が止まったり動いたりする原因
暖房を入れて、部屋を暖めたいのに動いていたのが、止まったりまた動いたりして全然部屋が暖まらない。
そうなってしまう原因をエアコン場合、ストーブ場合の2種類を解説します。
エアコン
エアコンが暖房をしていると、以下のような原因で止まったり動いたりすることがあります。
- 霜取り運転
- 温度センサーの故障
- サーモスタットの故障
- フィルターの目詰まり
- リモコンの故障
- 電源コードの接触不良
- 室外機の故障
霜取り運転
エアコンの暖房は、室外機の熱交換器で空気を暖め、その暖かい空気を室内機で循環させて暖房を行います。
しかし、室外機の熱交換器が霜で覆われると、熱交換効率が低下して暖房が効きにくくなります。
そのため、エアコンは霜を溶かすための霜取り運転を行います。
霜取り運転は、室外機のファンやコンプレッサーが停止し、室内機から暖かい空気が出なくなるため、暖房が止まったように感じることがあります。
また、室外機の温度センサーが室外機の温度を一定以上に検知すると、自動的に開始されます。
そして、霜取り運転の期間は、室外機の温度や霜の厚みによって異なりますが、一般的に10分~15分程度です。
温度センサーの故障
エアコンには、室内機と室外機に温度センサーが付いています。
温度センサーが故障すると、室内温度や室外温度が正しく検知できず、暖房が正常に動作しません。
温度センサーの故障が疑われる場合は、エアコンのメーカーや販売店に修理を依頼してください。
サーモスタットの故障
サーモスタットは、室温を一定に保つための装置です。
そのため、サーモスタットが故障すると、室温が一定に保てず、暖房が止まったり動いたりすることがあります。
サーモスタットの故障が疑われる場合は、エアコンのメーカーや販売店に修理を依頼してください。
フィルターの目詰まり
エアコンのフィルターは、空気中のホコリやチリをキャッチして、エアコン内部の汚れを防ぐ役割があります。
フィルターが目詰まりすると、空気の流れが悪くなり、暖房効率が低下します。
そのため、暖房が止まったり、暖房が効きにくくなったりすることがあります。
フィルターの目詰まりは、エアコンを長期間使用していると起こります。
フィルターは、1~2か月に1回程度の頻度で清掃または交換してください。
リモコンの故障
エアコンのリモコンは、エアコンの操作を行うための装置です。
リモコンが故障すると、エアコンの操作ができなくなり、暖房が止まったり、効きにくくなったりすることがあります。
リモコンの故障は、落下や衝撃などによって起こることがあります。
電源コードの接触不良
エアコンの電源コードが接触不良を起こすと、エアコンに電気が供給されず、暖房が止まります。
電源コードの接触不良は、コードが断線したり、プラグが抜けかかったりしている場合に起こります。
室外機の故障
エアコンの室外機が故障すると、暖房が止まったり、効きにくくなったりします。
室外機の故障は、コンプレッサーやファンなどの故障によって起こります。
暖房が止まったり動いたりする原因は、上記のとおりです。
原因を特定し、適切な対処をすることで、暖房を正常に動作させることができます。
ストーブ
ストーブには、灯油ストーブ、電気ストーブ、ガスストーブなど色々な種類があります。
ここでは、それらストーブが止まったり、動いたりする原因は何が考えられるのか解説していきます。
- ガス漏れ
- 電源の接続不良
- 温度センサーの故障
- 安全装置が働いた
- 燃料がなくなる
ガス漏れ
ガスストーブの場合、ガス漏れが原因で暖房が止まったり動いたりすることがあります。
ガス漏れが起きる原因として考えられる事として、ガスホースの接続不良、ガスホースの劣化、ガスコンロの不具合が挙げられます。
ガス漏れが発生した場合は、すぐにガスの元栓を閉めて、換気を行い、そしてガス漏れ修理業者に依頼して、修理して貰いましょう。
電源の接続不良
電気ストーブの場合、電源の接続不良が原因で暖房が止まったり動いたりすることがあります。
電源の接続不良が発生した場合は、電源コードやプラグを点検し、断線や接触不良がないか確認してください。
また、コンセントから電源プラグを抜いて、再度差し込んでみてください。
それでも暖房が作動しない場合は、電気ストーブの修理業者に依頼しましょう。
温度センサーの故障
温度センサーの故障が発生すると、暖房の温度を正しく検知できなくなります。
そのため、温度設定にかかわらず、ストーブが止まってしまうことがあります。
その場合、ストーブの取扱説明書に則って、温度センサーの交換が必要になります。
安全装置が働いた
ストーブには、火災や爆発を防止するために、さまざまな安全装置が搭載されています。
そのため、安全装置が働くと、自動的にストーブは停止します。
安全装置が働いた場合は、安全装置の原因を特定して、対処しないといけません。
燃料がなくなる
ガスストーブや灯油ストーブの場合、燃料がなくなると止まります。
燃料がなくなってきたら、燃料の交換や給油をして補給する必要があります。
暖房が止まったり動いたりする原因は、ストーブの種類や機種によって異なりますが、主にガス漏れ、電源の接続不良、温度センサーの故障、安全装置が働いた、燃料がなくなる事の5つが挙げられます。
自分でできる対処法
基本的に、機械の故障や破損といった事が原因の場合は、業者に依頼する事になります。
ここでは、自分で出来る対処方法について、紹介していきます。
エアコン
エアコンの暖房が止まったり動いたりする原因は、大きく分けて以下の3つです。
- 室内機のフィルターが汚れている
- 室外機の熱交換器が汚れている
- エアコン本体の故障
室内機のフィルターが汚れている
室内機のフィルターが汚れると、空気の通り道が狭くなり、暖房効率が低下します。
また、フィルターに付着したホコリやカビが熱交換器に付着し、熱交換効率を低下させる原因にもなります。
対処法としては、フィルターを掃除するか、新しいものに交換します。
フィルターの掃除は、水で濡らして軽く拭き取るだけでも効果があります。
室外機の熱交換器が汚れている
室外機の熱交換器が汚れると、熱交換効率が低下し、暖房効率が低下します。
また、熱交換器に付着したホコリやカビが冷媒ガスの流れを阻害し、故障の原因にもなります。
対処法としては、室外機の熱交換器を掃除します。
掃除は、専用のブラシや洗剤を使うと効果的です。
エアコンの電源を切り、プラグを抜く。
室外機の周囲に養生シートを敷く。
室外機の周囲のホコリを掃除機で吸い取る。
外機の熱交換器をブラシで掃除して、洗剤で洗い水で洗い流す。
室外機の熱交換器を乾かす。
上記の対処法を試しても、エアコンの暖房が止まったり動いたりする場合は、エアコン本体の故障が考えられます。
エアコン本体の故障
エアコン本体の故障が原因で、暖房が止まったり動いたりすることがあります。
故障の原因としては、以下のようなことが考えられます。
- 基盤の故障
- コンプレッサーの故障
- サーモスタットの故障
エアコン本体の故障の場合は、自分で対処するのは難しいため、修理業者に依頼する必要があります。
ストーブ
ストーブの暖房が止まったり動いたりする原因には、大きく分けて以下の3つがあります。
- 安全装置が作動している
- フィルターにほこりが詰まっている
- 故障している
安全装置が作動している
ストーブには、異常を感知して暖房を停止する安全装置が備わっています。
そのため、安全装置が作動すると、暖房が止まったり動いたりなどします。
安全装置が作動する場合、室温が設定温度に達したり、温風が異常な方向に吹き出していたり、ヒーターが異常な温度になったりすると安全装置が作動して止まる事があります。
安全装置が作動している場合は、原因を取り除くことで暖房が再開します。
フィルターにほこりが詰まっている
フィルターにほこりが詰まっていると、暖房効率が低下して暖房が止まったり動いたりすることがあります。
全くフィルター掃除をしていないと、ほこりが溜まります。
フィルターにほこりが詰まっている場合は、フィルターの掃除を行うことで暖房が再開します。
僕の実家のストーブは、これが原因で止まったり・動いたりをしていました。
フィルターを掃除した後は、電源を入れて暖房が正常に作動するか確認してください。
なお、フィルター掃除は、取扱説明書に記載されている頻度で行うようにしてください。
故障している
暖房器具の内部に故障が発生した場合、暖房が止まったり動いたりすることがあります。
ヒーターやサーモスタットの故障、温度センサーの故障、基盤の故障が原因で止まったり、動いたりをする事があります。
故障の原因によっては、自分で対処することが難しい場合があります。
その場合は、メーカーのサービスセンターに修理を依頼しましょう。
暖房が止まったり動いたりする原因のポイント
暖房が止まったり動いたりする原因について、ポイントを纏めました。
- ガス漏れ、電源の接続不良、温度センサーの故障、安全装置が働いた、燃料がなくなったなどの原因が考えられる。
- ガス漏れは火災や爆発の危険があるので、すぐにガス会社に連絡しましょう。
- 電源の接続不良は、電源コードやプラグ、コンセントの点検が必要。
- 温度センサーの故障は、メーカーに修理を依頼しましょう。
- 安全装置が働いた場合は、原因を取り除いてから再起動しましょう。
- 燃料がなくなった場合は、燃料を補給して再起動しましょう。
まとめ
暖房が止まったり動いたりする原因は、ストーブの種類や機種によって異なります。
主に5つが原因に挙げられます。
- ガス漏れ
- 電源の接続不良
- 温度センサーの故障
- 安全装置が働いた
- 燃料がなくなった
暖房が止まったり動いたりする原因は、ストーブの種類や機種によって異なります。
主にガス漏れ、電源の接続不良、温度センサーの故障、安全装置が働いた、燃料がなくなったの5つが挙げられます。
暖房は、快適に過ごすために欠かせないものですが、安全に使うためにも、正しい使い方を心がけましょう。
エアコンの電源を切り、プラグを抜く。
フィルターカバーを開けて、フィルターを取り出す。
フィルターを水で濡らして軽く拭き取る。
(庭でホースを使って行うと簡単綺麗に出来ます。)
フィルターを乾かし、フィルターカバーをエアコンに戻す。
(生乾きのまま戻すと、異臭の元になりますので、完全に乾かして戻しましょう。)