映画「インディ・ジョーンズ」に登場する主人公インディ・ジョーンズをご存じですか?
有名な映画の主人公のインディ・ジョーンズですが、この名前が実は本名ではありません。
「え?そうなの?」
「登場人物のみんなインディとかジョーンズ博士って言ってるじゃん!」
と思ったかもしれません。
カウボーイハットに鞭を使う考古学者であり、世界を駆ける冒険家。
なぜインディ・ジョーンズは偽名を名乗っているのか?
インディと言う名前やその由来は何でしょうか?
本名やインディ・ジョーンズのプロフィールについて記事にしていきますので、宜しければご覧ください。
目次
インディ・ジョーンズの名前は偽名?
インディ・ジョーンズの名前について実は本名ではなかった事が判明したのはシリーズ3作品目の「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」です。
この作品はインディ・ジョーンズの父親であるヘンリー・ジョーンズが登場します。
その父親であるヘンリー・ジョーンズとインディとの会話の中で、実はインディの名前が偽名で本名では無い事が明かされます。
偽名を名乗っている理由と名前の由来
偽名であるインディ・ジョーンズですが、実はインディは愛称で、インディアナ・ジョーンズが正式名称です。
本来の名前があるのに、インディアナという偽名を名乗っているのは、父親と同じ名前が嫌だったからという理由があるようです。
海外では、父親の名前を息子について2世(ジュニア)とするのは、割と良くあるそうです。
インディは、父親が母親を顧みなかったことが原因で嫌っていました。
だから、その父親と同じ名前で呼ばれることや、ジュニアと呼ばれたくなかったので、偽名を名乗るようになったんです。
その経緯でインディ(インディアン)・ジョーンズと名乗っているという設定があります。
だから、本来なら映画のタイトルはインディアナ・ジョーンズになるはずでした。
それがインディ・ジョーンズになったのは、日本では言い辛く語呂が悪いという理由で、インディ・ジョーンズになったという裏話があります。
ではインディアナという名前の由来はどこから来たんでしょうか?
インディアナと言う名前は実は、インディが子供の頃に飼っていた犬の名前だったことが、シリーズ3作品目で語られています。
つまり、インディ・ジョーンズと名乗っている理由は父親との確執が原因で、名前の由来はペットの名前から来ています。
インディ・ジョーンズという名前を付けた人は?
次にこのインディ・ジョーンズという名前を付けた人はいたのでしょうか?
あるパスティシュ小説でジョーンズ親子が出てくる作品があります。
設定面での整合性は無いようですが、その短編小説でインディの子供時代である事件に遭遇し、その時にインディが拾った犬に「インディアナ」という名前と、少年時代のジュニア(インディ)に「インディ」と言う名前と鞭を贈ったというパスティーシュ(パロディ)小説があります。
その作品は五十嵐貴久氏の「シャーロック・ホームズと賢者の石」です。
この小説は、光文社から2007年に出版されていて、シャーロック・ホームズシリーズの聖典において描かれなかったシャーロック・ホームズにまつわる「真実」を描いた4つの短編を収録されています。
その短編の中に少年時代のインディと父親であるヘンリー・ジョーンズが登場します。
興味があれば古本屋などで探して見て下さい。
本名は何て名前?
インディ・ジョーンズの本当の名前について、父親であるヘンリー・ジョーンズはインディの事を「ジュニア」と呼んでいました。
インディ・ジョーンズの本当の名前は、ヘンリー・ウォルトン・“インディアナ”・ジョーンズ・ジュニアが本名となります。
そして映画内で、父親と同じ名前が嫌だったことが語られています。
だからヘンリー・ウォルトン(ミドルネーム)とジュニアの部分を名前から外したんですね。
ちなみに父親のヘンリー・ジョーンズの正式な名はヘンリー・ウォルトン・ジョーンズ・シニアになります。
日本では馴染みが無いですが、欧米では父親と同じ名前を長男に付ける風習があり、父親と息子を区別するために、父親の名前の後にはsenior(シニア)を略した接尾語のSr.を息子の名前にはjunior(ジュニア)を略したJr.が加えられます。
インディ・ジョーンズのプロフィール!実は既婚者だった
本名 | ヘンリー・ウォルトン・“インディアナ”・ジョーンズ・ジュニア |
愛称 | インディアナ インディ アンリ・デファンス マンゴ・キド キャプテン・ダイナマイト スコージ・オブ・カイゼル ジョーンジー |
職業 | 考古学者 副学部長 大学教授 兵士 スパイ |
生年月日 | 1899年7月1日 |
出身地 | ニュージャージー州プリンストン |
家族 | ヘンリー・ウォルトン・ジョーンズ・シニア(父親、死亡) アンナ・メアリー・ジョーンズ(母親、死亡) スージー・ジョーンズ(妹、死亡) |
配偶者 | ディアドリー・キャンベル・ジョーンズ(1926年 インディの最初の妻) マリオン・レイヴンウッド・ジョーンズ(1957年〜現在) |
子供 | ヘンリー・ウォルトン・“マット”・ジョーンズ3世 氏名不詳の娘 |
インディ・ジョーンズのプロフィールは以上になります。
インディは実は映画1作品目が公開された時には結婚していました。
1926年に結婚して南米旅行の時に乗っていた飛行機が墜落して亡くなっています。(唯一の生存者がインディ)。
インディ自身は事故に遭ったショックで、当時の記憶を失っているとありました。
そのため、インディ自身は自分が既婚者だということを知らないようで、映画でも一度も話が出てきません。
詳しく知りたい人はこちらからインディ・ジョーンズの最初の奥さんである、ディアドリー・キャンベル・ジョーンズの詳細がわかります。
インディ・ジョーンズの趣味の一つとして大の野球好きという側面があります。
1916年には高校で野球をし、1930年代にはショート・ラウンド(第2作品目に登場した東洋の少年)に野球を教えています。
特技としてソプラノ・サックスの演奏が出来る事や、英語をはじめとして27もの言語で会話が出来る事や、古代の文字の解読も出来るようです。
またインディは映画「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」で蛇が嫌いと告白しています。
これは1912年の時に、サーカスの物資を運ぶ列車でインディはヘビの飼育槽に落ちて、そこにいるおびただしい数の蛇に体中を這い回られた事で蛇に対して恐怖心を持つようになりトラウマになったから出そうです。
インディジョーンズ作品とは
映画「インディ・ジョーンズ」はインディ・ジョーンズの生涯の作品です。
1作品目と2作品目だけ時系列が逆転していますが、3作品目以降は全て時系列順になっています。
詳しい時系列を知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
インディ・ジョーンズの映画作品の最初は、レイダース/失われたアーク《聖櫃》になります。
舞台が第2次世界大戦前の1936年でインディが37歳の時のお話になります。
記念すべき第1作品目で公開時の1981年最高興行収入を記録するなど成功を収め、アカデミー賞5部門、サターン賞7部門など多数の賞に受賞・ノミネートされました。
3年後には2作目となる「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」が公開されました。
第1作品目が大ヒットした事が切っ掛けでインディ・ジョーンズがシリーズ化される事になりました。
裏話になりますが、1作品目にはインディ・ジョーンズの名前がタイトルにありません。
人気になるか分からずシリーズ化するか不明だったからタイトルに付けなかったそうです。
以降はインディ・ジョーンズがタイトル名に付くようになりました。
この2作目は第1作品目の前日譚であるため、時系列が前後していて作中では1935年の出来事になっています。
第3作品目の「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」では、時代は1938年でインディ・ジョーンズは39歳になります。
家庭を顧みず聖杯探索にのめり込んでいた父親であるヘンリー・ウォルトン・ジョーンズ・シニアが登場して、インディアナがインディの本名ではない事や父親に本名で呼ばれる事を嫌っている事が判明します。
第4作品目の「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」では時代が1957年の冷戦時代となり、インディが58歳になっています。
そのため、インディの息子が登場したり、以前の作品で登場した人物が亡くなってたりします。
第4作品目で1作品目で登場したヒロインのマリオン・レイヴンウッドと再開して結婚しました。
※1作品目が終了して結婚しなかったのは式の1週間前にインディが逃げ出したからですね。
6月30日に公開予定のインディ・ジョーンズと運命のダイヤルは1969年が舞台となっています。
インディも70歳となっていますね。
インディジョーンズの作品は時代背景に合わせて敵対する国や組織がいます。
1作品目と3作品目と5作品目はナチス、第4作品はソビエト連邦で、2作品目だけは異色で邪神「カーリー」を崇拝する暗殺教団です。
インディ・ジョーンズ作品の詳しいあらすじについて知りたいならこちらの記事がありますよ。
インディ・ジョーンズはテレビ放送されていた
インディ・ジョーンズは映画作品だけではありません。
実は、日本のテレビ朝日で毎週放送されていた時期があります。
テレビ放送されたのは、インディ・ジョーンズの若いころ、ヤング時代を焦点にした番組です。
残念ながらこちら低視聴率だっため、放送打ち切りとなりました。
また、アメリカでは、DVDが発売されたのですが、日本では発売されなかったため、知らない人も多いのではないでしょうか?
映画とは違いハラハラドキドキといったストーリー性はなかったようです。
そのため、インディ・ジョーンズのテレビ放送は日本では受けなかったようです。
まとめ
インディ・ジョーンズの名前は偽名なのか、由来や本名とプロフィールについて記事にしました。
インディ・ジョーンズというと通じますが実は愛称で、インディアナ・ジョーンズが正式名になります。
けれど、それは偽名であって、本名はヘンリー・ウォルトン・“インディアナ”・ジョーンズ・ジュニアが正しい名前でした。
また、インディアナという名前は昔飼っていた犬の名前という事も判明しました。
実はインディ作品はテレビ放送されたことがあり、テレビ朝日で放送されましたが、日本では低視聴率だったこともあって、打ち切られたようです。
後にDVDも発売されましたが、日本では未発売となっています。
どうしても見たいという人はフリマや海外Amazonで探してみてはいかがでしょうか?
そんな経験をしたら誰でもトラウマになりそうだね。