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綺麗な字を書くなら万年筆!正しい持ち方・使い方が上達のコツ

「万年筆で綺麗な字を書きたい」

あなたも、そんな思いを抱いているのではないでしょうか。

万年は、滑らかな書き心地と、インクの濃い色合いが特徴です。

しかし、その一方で、持ち方や書き方が難しいというイメージもあります。

実際に、万年筆で字を書こうとすると、インクが途切れたり、字が汚くなったりしてしまうことも。そうなると、せっかく買った万年筆も、宝の持ち腐れになってしまうかもしれません。

そこで、今回は、万年筆で綺麗な字を書くための、持ち方と書き方のコツをご紹介します。

この情報を参考にすれば、誰でも簡単に、万年筆で綺麗な字を書くことができるようになります。

万年筆で美文字になる正しい持ち方

万年筆で美文字になる正しい持ち方

万年筆で綺麗な字を書くためには、正しい持ち方を身につけることが重要です。

美文字を書くために、万年筆で綺麗な字を書くための正しい持ち方3つのポイントを解説します。

万年筆の持ち方の基本

万年筆で綺麗な字を書くためには、まず正しい持ち方を身につけることが大切です。

  • ペン先を上に向ける
  • 筆圧を左右均等にする
  • ペン先の角度

ペン先を上に向ける

ペン先を上に向ける事で、インクの流れをコントロールできます。

万年筆は、ペン先にインクを溜めて、紙に流し出す仕組みになっています。

そのため、ペン先が上を向いていると、インクがペン先から下に流れやすくなり、字を書くことができます。

スムーズに書くために、万年筆で書くときは、ペン先を上に向けましょう

筆圧を左右均等にする

筆圧が左右均等でないと、文字が歪んだり、字形が崩れます。

万年筆は、字を書く時に、筆圧が片方だけにかかっていると、インクが片方に偏って流れ出てしまいます。

手首や指先に負担がかかりやすく、字が書きにくいだけでなく疲れやすくなります。

ペン先の角度

万年筆は、ボールペンよりもペン先を寝かせ気味に持つのが一般的です。

ペン先にインクを含ませて書くため、ペン先を紙に押し付けるとインクが滲んでしまいます。

そのため、ペン先を紙に押し付けず、ペン先が滑らかに紙面を滑るように書くことが大切です。

また、ペン先の角度が浅いとインクが出にくく、深いとインクが滲みやすくなります。

だから、ペン先の角度を45~60度程度すると力を入れず滑る様に書くことが出来ます。

万年筆で綺麗に書ける持ち方のコツ

ここでは、万年筆で美しい文字を書くために、持ち方のコツを紹介します。

万年筆を快適に使うことが出来るようになります。

  • 力を抜いて緩めに持つ
  • 手首を動かす
  • 指先でコントロールする

力を抜いて緩めに持つ

万年筆は、ボールペンよりもインクの粘度が高いです。

インクの粘度が高いと、筆記時にペン先と紙面の摩擦が大きくなります。

ボールペンよりもインクの粘度が高い万年筆では、筆圧をかけすぎると、ペン先と紙面の摩擦でペン先が曲がったり、インクが紙面からこすれて漏れたりする可能性があります。

そのため、万年筆を持つときは、ゆるめに握ることが大切です。

具体的には、中指と薬指でペン本体を持ち、親指と人差し指でペン先を軽く支えるように持ちましょう。

まるで、鉛筆を握るような感覚で、力を入れすぎないように緩めに持つことが大切です。

手首を動かす

万年筆は、ボールペンのように力を入れずに書けます。

だから、ペン先に力を入れる必要がなく、手首を動かして滑る様に書くことが出来ます。

具体的には、肘を机に置き、手首を机の上に置くと、手首が動かしやすくなります。

また、肩の力を抜いて、リラックスした状態で筆記しましょう。

そうすることで、手首が自由に動き、滑らかな筆記をすることができます。

指先でコントロールする

万年筆の書き味は、指先でコントロールすることで調整することができます。

例えば、文字の太さや線の強弱を調整したい場合は、指先でペン先をコントロールしましょう。

具体的には、文字を太くしたい場合は、ペン先を立て気味に持ちます。

まるで、鉛筆で太い線を書くように、ペン先を立てて筆記する事で、文字を太くする事が出来ます。

そして、文字を細くしたい場合は、ペン先を寝かせ気味に持ちます。

こうする事で、鉛筆で細い線を書くように、ペン先を寝かせた事で細い線になります。

さらに、線の強弱を調整したい場合は、指先でペン先に力を加えたり、加えないで調整できます。

つまり、指先でペン先の角度をつける事で、文字の太さや強弱をコントロールできます。

万年筆で綺麗な字を書くための5つのコツ

万年筆で綺麗な字を書くための5つのコツ

万年筆で綺麗な字を書くためには、以下の5つのコツを押さえることが大切です。

正しい姿勢で書く

綺麗な字を書くためには、正しい姿勢で書く事が大切です。

背筋を伸ばして、肩の力を抜きましょう。

背筋を無理に伸ばしすぎたり、背中を丸めてしまうと、首や肩に負担がかかり、疲れやすくなります。

文字を書く時の正しい姿勢
  • 椅子に深く座り、背筋を伸ばします。
  • 背もたれにもたれかからず、背中と背もたれの間に拳一個分程度のスペースを空けます。
  • 目線は、紙の中央から下約25cmの位置にします。
  • 利き手は、ペン先から指1本分くらい上を親指、人差し指、中指の三方から支えます。
  • 万年筆を強く握りすぎると、筆圧が強くなりペン先が潰れる可能性があります。

背筋を伸ばすには、背中を壁につけて座り、壁から離れないように意識しましょう。

また、目線が下すぎると、首や肩が疲れやすく、上がりすぎると、字が見えにくくなります。

万年筆を持つときは、卵を包むように持つとよいでしょう。

「とめ」「はね」「はらい」を綺麗に書く

日本語の文字は、線の組み合わせで表現されています。

その線の始点と終点をしっかりと表現することで、メリハリのある美しい文字を書くことができます。

「とめ」は、文字の終わりをしっかりと止めることを指します。

文字の形を整え、読みやすさにもつながります。

「とめ」を綺麗に書くためには、ペン先を紙にしっかりと押し当てて、一瞬だけ力を抜いて止めます。

「はね」は、文字の終わりに勢いよく筆を動かして上げることを指します。

文字の躍動感や勢いを表すことができます。

「はね」を綺麗に書くためには、ペン先を紙から離さずに、一気に筆を動かして上げます。

「はらい」は、文字の終わりに軽く筆を動かして終わることを指します。

文字の形を整え、読みやすさにもつながります。

「はらい」を綺麗に書くためには、ペン先を紙から離さずに、軽く筆を動かして終わります。

「とめ」「はね」「はらい」をきちんと書ければ、文字が綺麗に見えますので、練習してマスターしましょう。

文字の線の太さ均一に

文字の線の太さが均一にないと、字が乱雑に見えてしまいます。

万年筆を使うときは、ペン先を紙に45〜60度の角度で当てて書くことで、文字の線が均一になります。

文字の線の太さが均一になる事で、字が整って見えて美文字になります。

文字の行間を均等に書く

行間が均等にないと、字がゆったりとして見えたり、逆に詰まって見えて、落ち着きのない文章になります。

行間を均等に書くためには、マス目入りのノートを使うと便利です。

マス目に合わせて書くことで、自然と行間が均等になります。

また、行間を開けすぎたり、詰めすぎたりしないように注意しましょう。

行間が狭すぎると、字が窮屈に見えるだけでなく、読みにくくなってしまいます。

文全体を丁寧に書く

字の形やバランスが整っていても、全体的に雑な印象を与えてしまうと、美しい字とは言えません。

文全体を丁寧に書くためには、ゆっくりと文字を書くことが大切です。

また、字と字の間隔や、文字同士の繋がりも注意する事で、落ち着いた綺麗な文章になります。

短い文章から書き始めて、文字の形やバランスを意識しながら、丁寧に書くことを心がけましょう。

コツを掴めば、長い文章も書けるようになります。

以上が、万年筆で綺麗な字を書くための5つのコツになります。

これらを意識して、繰り返し練習しましょう。

振り子の様に繰り返す事で、綺麗に文字を書く事が癖になります。

そうすれば、万年筆を使う時に自然体で美文字を書けます。

美文字上達への万年筆の持ち方・書き方練習法

万年筆の持ち方や書き方を身につけるためには、練習あるのみです。

最初は不慣れな分、違和感があると思いますが、慣れてしまえば楽に持てるようになります。

ここでは、5つの練習方法を紹介します。

  • 毎日書く習慣をつける
  • 鏡を見ながら練習する
  • 市販の「万年筆練習帳」を使う

毎日書く習慣をつける

毎日書く習慣をつけることで、正しい持ち方が早く身につきます。

また、毎日書くことで、万年筆の持ち方に意識を集中させることができます。

仕事や勉強の合間などに、少しずつでも書くようにしましょう。

例えば、メモを取るときや、日記を書くときに、ボールペンではなく、万年筆を使うようにしましょう。

他にも、好きな文字を書いたり、好きな言葉を書いたりすると、練習のモチベーションが維持しやすくなります。

毎日使う事で、万年筆の持ち方が慣れてきます。

そして、万年筆が育つことで、使い易くなりますので、頑張りましょう。

鏡を見ながら練習する

鏡を見ながら練習することで、自分の持ち方を客観的に確認することができます。

また、自分の持ち方を修正する際にも、すぐにわかり役立ちます。

ただし、鏡を見ながら練習するときは、肩や腕に力が入っていないか、確認しながら練習しましょう。

正しい持ち方を身に付けるために、リラックスした状態で練習しましょう。

市販の「万年筆練習帳」を使う

万年筆には、練習用に「万年筆練習帳」が販売されています。

練習帳には、まっすぐな線を書く練習や、文字を書く練習などの練習項目が用意されているので、効率的に練習をすることができます。

そのため、万年筆練習帳を使う事は、万年筆の持ち方を身に付ける練習に効果的です。

練習帳には、初心者向けの練習項目から、上級者向けの練習項目まで、さまざまなレベルの練習項目が用意されています。

自分のレベルに合った練習帳を選んで、効率的に練習をしましょう。

万年筆用ノートを使う

万年筆を使う時は、万年筆用のノートを使うと書きやすく、字の上達が早くなります。

ノートの中には、万年筆と相性が悪い物もあり、書く時にペン先が引っ掛かったり、インクが滲む物や、裏抜けする物もあります。

そういったノートで書けば、文字が汚く見えて字が上達しません。

そのため、万年筆でも書きやすい万年筆用のノートを使う事が、おすすめになります。

例えば、上質紙で作られたノートは、文字が滲みにくい特徴があります。

上質紙は、インクジェット用のコピー用紙に使われています。

インクを吸い過ぎず、また耐久性のある紙であるため、手帳として使ったり、日記として長く使用したい場合に向いています。

フールス紙で作られたノートは、裏抜けがしにくいです。

インクの吸水に優れていて、万年筆で書いた時にインクが滲みません。

紙のざらつきも無いので、書きやすくなっています。

また、蛍光染料が使われていないので、目に優しいことも特徴です。

沢山使いたいなら、再生紙のノートを使うの良いです。

再生紙は、低コストで作られるため、安き金額で購入する事が出来ます。

また、再生紙は、古新聞や古雑誌が元となっているため、エコなノートでもあります。

滲みにくさや裏抜けしやすさでは、上質紙やフールス紙に一歩劣りますが、エコや価格重視の方におすすめです。

この様に万年筆用ノートを使う事で、インクの滲みや裏抜けといったトラブルが起こる事を減らせます。

綺麗な字が書けない原因が紙にあるのなら、すぐに解決するかもしれません。

人にならう

万年筆で綺麗な字を書けるようになる練習法として、書道家やペン字の講師に指導を受けるやり方もあります。

例えば、PILOTなら通信講を受講すれば、家で練習する事が出来ます。

自身が書いた字を講師が評価して、添削してくれます。

綺麗に書くためのコツやノウハウを練習しながら教えてくれるので、効率よく身に付きます。

身近に綺麗な字を書く人がいれば、その人に習う方法もあります。

おすすめの万年筆を紹介5点

万年筆で綺麗に書くための持ち方や、書き方についてご紹介してきました。

新しく万年筆を購入して使いたいと思った人もいるのではないでしょう?

そこで、最後に名前を入れる事が出来る、おすすめの万年筆を紹介していきます。

唯一無二の自分だけの万年筆を手に入れて下さい。

PILOT コクーン

リーズナブルな価格で、初心者でも使いやすい万年筆です。

使い易くシンプルでありながら上品なデザインでPILOTの定番人気になっています。

インクの交換もカートリッジインクを差し替えるだけで簡単に出来ます。

上級者から初めて万年筆を使う初心者にもオススメになっています。

PILOT カスタム74

PILOTの人気モデルで、滑らかな書き心地と、耐久性に優れた万年筆です。

僕が父親から貰った万年筆がこれになります。

デザインと使い心地が最高です。

MONTBLANC マイスターシュテュック146

ドイツの老舗メーカーMONTBLANCのフラッグシップモデルです。

高級感のあるデザインで、計算され尽したボディバランスが魅力になっています。

滑らかな書き心地がたまらない高級万年筆となっています。

Lamy 2000

ドイツの老舗メーカーLamyの代表モデルです。

独特なデザインと、安定した書き心地が人気となっています。

一切の装飾を排したシンプルなデザインで、衝撃、耐久性に優れています。

ペリカン M800

重厚感のあるデザインと、滑らかな書き心地が魅力の万年筆です。

インクはカートリッジ式とコンバーターの両対応になっています。

重量バランスが良く、長時間書き続けても疲れにくい。

万年筆で美文字になる正しい持ち方を総評

記事のポイントを総括します。

  • 正しい持ち方を身につける:ペン先の角度は約45~60度で持ち、親指、人差し指、中指の3本でペンを支える。
  • 筆圧を軽くする:鉛筆で書くときよりも軽く、羽毛筆で書くような感覚で書く。
  • 手首を動かす:文字の強弱や曲線を表現しやすくなる。
  • ゆっくりと丁寧に書く:正しい持ち方や筆圧を身につけやすくなる。
  • はねやはらいをきれいに書く:始点と終点をしっかりと表現することで、メリハリのある美しい文字になる。
  • 文字の行間を均等にする:マス目入りのノートを使うと、行間を均等に書くことができる。行間が狭すぎると、字が窮屈に見える。
  • 練習を続ける:毎日少しずつでも練習する。
  • 万年筆用のノートを使用する:インク滲みや裏抜けがしにくい万年筆用ノートを使う事で、上達が早くなる。
  • 市販の「万年筆練習帳」を使う:万年筆練習帳を使う事で、効率良く綺麗な字を身に付ける事が出来る。
  • 人から習う:人から習う事で、綺麗に書くノウハウが身に付き、字の添削がされて書くコツがわかるようになる。

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