「ウェイトブランケットって、本当に効果あるの？」
「寝返りが打ちにくくて、眠れないかも……」
「暑くて、寝苦しいって聞いたけど、本当？」
ウェイトブランケットの購入を検討している方なら、このような疑問や悩みを抱えているのではないでしょうか。
ウェイトブランケットは、体に重みをかけることで、リラックス効果や睡眠の質の向上を促すアイテムです。
しかし、重さによってデメリットが生じる可能性もあります。
そこで、この記事では、ウェイトブランケットについて徹底解説します。
この記事を読むことで、ウェイトブランケットのメリットやデメリットは何か？
ウェイトブランケットを使う事で、どんな効果があるのか？
デメリットを理解した上で、ウェイトブランケットを快適に使うためには、どうすればよいか？
ウェイトブランケットについて悩んでいる人は、ぜひこの記事を読んでみてください。
目次
ウェイトブランケットとは？
ウェイトブランケットとは、重さのある布団の一種です。
メーカーにもよりますが、5kg～12kgの重い布団になります。
体にかかる圧迫感によって、副交感神経を優位にさせます。
そうする事で、睡眠の質の向上や不安やストレスの軽減効果があり、筋肉の緊張を和らげる事が期待できると海外で人気になっている掛け布団です。
ウェイトブランケットの効果については、さまざまな研究で実証されています。
加重ブランケットを使用した深部圧刺激の安全性と治療効果の探求についての記事。
加重ブランケットが不眠症にもたらすプラスの効果についての記事があります。
科学的に、ウェイトブランケットの効果は実証された物で、不眠症やストレスなどに悩んでいる方、睡眠の質を向上したい人に適した布団になります。
ウェイトブランケットのメリットとデメリット
ウェイトブランケットを利用することで、不安感が減少・よく眠れるようになる効果が科学的に実証されています。
ここではそれ以外の効果・メリットと、デメリットについてご紹介します。
メリット
ウェイトブランケットは、体に圧力をかけることで、副交感神経を優位にさせる効果があります。
副交感神経は、リラックス状態を促す神経です。
そのため、ウェイトブランケットを使用することで、以下のようなメリットが期待できます。
- 睡眠の質の向上
- 不安やストレスの軽減
- 筋肉の緊張を和らげる
- 集中力や注意力の向上
- 食欲のコントロール
- 自閉症やADHDなどの発達障害の改善
睡眠の質の向上
ウェイトブランケットを使用することで、副交感神経が優位になり、リラックス状態が促されます。
実際に、スウェーデンにある睡眠研究所が、不眠症の人たちを対象に、ウェイトブランケットを使い寝てもらった結果、睡眠時間が伸び、夜中に寝返りなどの動きが減少したという研究結果が発表されています。
副交感神経を優位にする状態とは、食事中や食後、入浴時など、心身がリラックスしている状態です。
ウェイトブランケットを使う事で、入眠しやすい状態になり、深い睡眠の時間が長く、夜中に目が覚めにくくなり、目覚めがスッキリするなど睡眠の質を良くする事が出来ます。
不安やストレスの軽減
ウェイトブランケットのような重い布団を使うと、体にかかる圧力が掛かります。
この圧力によって、オキシトシンやセロトニンなどのホルモンが分泌されます。
これらのホルモンは、不安やストレスを軽減する効果があるとされています。
実際に、2008年にアメリカのクーリー・ディキンソン病院で実験が行われ、実験結果が公開されました。
それによると、成人32人に30ポンド(約13.6kg)のウェイトブランケットを使って寝てもらった、33%の人の皮膚電位が低下、63%の人が使用後に不安感の減少、78%の人が落ち着いたと感じるなどの結果が出たようです。
そのため、不安やストレスを抱えている人ほどウェイトブランケットを使用した方がいいと言えます。
筋肉の緊張を和らげる
ウェイトブランケットを使う事で、体に圧力が掛かると、筋肉の緊張が和らぎます。
これはマッサージやストレッチをすると、筋肉が緩むのと同じ原理です。
そのため、ウェイトブランケットを使って寝ると、重さによる圧力で筋肉の緊張を和らげてリラックスした状態に出来ます。
「Weighted Blanketによる圧刺激が身体に及ぼす影響」として東京大学で研究が行われました。
肩こりや腰痛、筋肉の緊張の軽減などの効果が期待されているそうです。
集中力や注意力の向上
集中力や注意力が向上する効果もあります。
ウェイトブランケットを使って寝ると、副交感神経を優位する事が出来ます。
副交感神経が優位になる事で、リラックスした状態になり、寝不足や疲労がない身心が良い状態になります。
その結果、仕事や勉強に集中しやすくなったり、ミスが減るなど、集中力や注意力を向上する事が出来ます。
この様にウェイトブランケットには、メリットとなる効果があることが分かります。
実験を行った研究機関から結果がでているため、ウェイトブランケットを使う事で、睡眠の質や不安やストレスの軽減したい人にとっておすすめの布団になります。
デメリット
ウェイトブランケットには、様々なメリットとなる効果が実証されています。
しかし、以下のようなデメリットもあります。
- 夏は暑い
- 寝返りが打ちにくい
- 洗濯できない場合がある
- 妊婦や小さい子供は使用できない
夏は暑い
ウェイトブランケットは、重量があるため、体温が逃げにくい作りになっています。
そのため、冬は暖かく寝れますが、夏は蒸し暑く感じてしまいます。
ウェイトブランケットを使う事で、蒸し暑くなり汗をかいて、不快感が増す可能性があります。
保温性の高さは冬ではメリットですが、夏場ではデメリットになります。
夏で使える冷感のウェイトブランケットを別に用意するなど、対策が求められます。
寝返りが打ちにくい
ウェイトブランケットは、重量があるため、寝返りを打ちにくいです。
これは、重い布団を掛けてる事で、体に圧力がかかり、寝返りがしづらくなるからです。
重い布団を初めて使った場合、最初は慣れずに違和感を覚える事があります。
そのため、寝相が悪い人は、寝返りが打ちにくく、慣れるまで寝つきが悪くなる可能性もあります。
ただし、慣れてしまえば違和感もなくなるので、最初のうちに違和感を感じてもしばらくは使ってみることをおすすめします。
洗濯できない場合がある
ウェイトブランケットは、重量があるため、洗濯が出来ないものが多いです。
無理に洗濯をすると、重さによって生地が傷んだり、中綿が偏ったりしてしまう可能性があります。
そのため、湿気を飛ばしたい場合は、定期的に陰干しをする事になります。
ただし、重量があるため、万が一にも落下させない様に注意しなければいけません。
干すのに一苦労で大変な点が、ウェイトブランケットのデメリットと言えます。
妊婦や小さい子供は使用できない
ウェイトブランケットは、妊婦や小さい子供は使用できません。
これは、重さによって、母体や子供の体に負担をかけてしまう可能性があるためです。
特に、小さい子供が使用した場合、自分の体重の重さと同じ場合があります。
実際に海外では、小さい子供が使用して、窒息死する事件が起こっています。
アメリカでは、赤ちゃんの乳児の死亡理由に、睡眠時の窒息が挙げられています。
また、妊婦の人が重い布団を使う事は、お腹の圧迫によって、胎児に悪影響を与えてしまいます。
そのため、妊婦や小さい子供には、使用してはいけない事になります。
ウェイトブランケットの選び方
ウェイトブランケットの選び方について解説します。
例えば、一般的に体重の10％～15％程度の重さの物が良いとされているので、自分に合った重さのものを選ぶことが重要になります。
そのため、以下の点を考慮して選びましょう。
- 重量
- サイズ
- 素材
- 洗濯
- 値段
重量
ウェイトブランケットの重さは、体重の10％～15％程度が目安です。
体重が50kgの人であれば、5kg～7.5kg程度の重さのウェイトブランケットを選びましょう。
軽いとウェイトブランケットの体に掛けるメリットが得られません。
また、重すぎると圧迫が強すぎて、体調を崩す可能性があります。
そのため、ウェイトブランケットの重さは、体重の10％～15％程度を選びましょう。
サイズ
ウェイトブランケットを購入して使う場合は、通常の掛け布団より少し大きめのサイズを選ぶと良いです。
ウェイトブランケットが小さすぎると、効果が十分に発揮されない可能性があります。
また、大きすぎると、寝返りが打ちにくくなったり、暑くなったりする可能性があります。
例えば、身長170cmの人であれば、180cm以上の長さのウェイトブランケットを選ぶと寝た時に丁度良くなります。
そのため、通常の掛け布団より、少し大きめがおすすめになります。
素材
ウェイトブランケットは、一般的な布団より重いです。
そのため、生地の肌触りや通気性、吸水性が悪いと、寝苦しさを感じやすくなります。
ウェイトブランケットで良く使われる素材は、ポリエステルなどの化学繊維です。
通気性がないため、すべすべした肌触りだけで決めてしまうと、夏など暑い日には蒸し暑く感じると思います。
そのため、夏に使う場合は、冷感素材など、他の素材を使った、ウェイトブランケットがおすすめです。
洗濯
ウェイトブランケットは、重量があるため、洗濯機で洗えないタイプが多いです。
そのため、湿気を飛ばしたい場合は、定期的に陰干しをするしかありません。
それでも洗いたい場合は、手洗いが必要となり、手間がかかります。
洗濯が出来るウェイトブランケットもありますので、洗濯が可能なものを選びましょう。
洗濯することで、汚れや汗を落とすことができ、清潔に保つことができます。
値段
ウェイトブランケットの価格は、ピンからキリまであります。
予算に合わせて選ぶことが大切です。
ウェイトブランケットの価格は、重さやサイズ、素材、洗濯の可否などによって異なります。
おおよそになりますが、10,000円～30,000円程度の価格で販売されています。
これらのポイントを押さえて、自分に合ったウェイトブランケットを選びましょう。
こちらの記事では、乃木坂工事中でTV放送された商品の記事を書いています。
2枚買うと1枚が20%OFFになりますよ。
ウェイトブランケットの使い方
ウェイトブランケットを使って寝る場合は、足先から首まで、すっぽりと覆う使い方がおすすめです。
首から足先まで全身を覆うことで、圧力を均等に身体全体に掛ける事が出来ます。
そうする事で、深い圧力刺激を感じられます。
仰向けに寝るこの使い方がおすすめですが、横向きやうつ伏せで寝る場合も大丈夫です。
ウェイトブランケットの使い方は一つではありません。
普通のブランケットと同じような使い方をしても大丈夫です。
ウェイトブランケットの注意点
ウェイトブランケットは、睡眠の質の向上や不安やストレスの軽減などの効果が期待できる、注目のアイテムです。
しかし、使用にあたっては、以下の点に注意が必要です。
洗濯不可の布団が多い
ウェイトブランケットは、重量があるため、洗濯機で洗えないタイプが多いです。
洗濯機で洗えないタイプは、手洗いが必要となり、手間がかかります。
無理に洗濯機で洗うと、生地が破れたり、中身が片寄ってしまう事があります。
そのため、簡単に洗濯機で洗濯したいと思っている方にはおすすめできません。
できる限り衛生的に使いたい方には、汚れ防止のカバーを付けるか、洗濯が出来るウェイトブランケットを捜して使う事がおすすめです。
慣れるまで使い続ける
ウェイトブランケットは、体にかかる圧力によって、リラックス状態が促進されます。
最初は圧力に慣れず、違和感を感じる人もいるでしょう。
しかし、慣れてくると、リラックス効果を実感できるようになります。
実際に、ウェイトブランケットを使用した人の中には、最初は圧力に慣れず、寝返りが打ちにくくなったり、暑くなったりするなどの違和感を感じたという声がありました。
しかし、慣れたら逆にぐっすり眠れるようになったそうです。
ただ、圧迫感が苦手という人もいます。
その場合は、無理に使用しない方がおすすめです。
徐々に慣れていきましょう。
子供に使用するなら必ず重量を確認
子供にウェイト布団を購入する際は、必ず最適な重量の製品を選んでください。
特に子供は寝ている時に布団の重さに負けて、息が苦しくなる可能性があります。
先程も紹介しましたが、実際に海外では子供が亡くなった事故が起きています。
そのため、子供に購入する際は、必ず重量を確認して、十分に注意しましょう。
寝室を涼しくして使う
ウェイトブランケットは、保温性が優れているため、体温が逃げにくく、暑くなりやすいです。
そのため、室温が高いと蒸れやすくなり、睡眠の質を著しく下げてしまう恐れがあります。
特に冬場はともかく、夏場では暑くて寝れない状態になります。
快適に利用して眠れる環境を整えましょう。
どうしても重い布団は、身体に合わない場合、無理をせずに使用を辞めましょう。
これらの注意点を守って、快適にウェイトブランケットを使いましょう。
ウェイトブランケットを使った感想(口コミ)
ここでは、ウェイトブランケットを使っている人の口コミをX(ツイッター)で集めました。
ウェイトブランケット人生で初めて使ったけどこれやばいわ
— さぶせつな (@subsetuna_clock) December 18, 2023
安心感もあるけど物理的に起きづらいからずっと寝る
30分寝ようと思ったら2時間寝たもん
いつも通りかもしれんが
BAKUNEとかいうリカバリーウェア、ゲルマニウムが繊維に編み込んでるから血行促進で良く寝れるらしいね
— コルティ (@Corty02) December 17, 2023
10年くらい前にゲルマニウムネックレスが同じこと謳って流行ったの思い出す
その時は科学的根拠無しで廃れたけど今回はいつまでもつかな
寝るグッズならウェイトブランケットは個人的にお勧め
ウェイトブランケットすごいかもしれん
— 墨 (@TCJfu1T27avqxy3) December 14, 2023
ウェイトブランケット買ったら気持ち良すぎて布団から出られなくなった
— へりお (@Helionnu) December 14, 2023
センザリーグッズはふわふわのくまちゃんとか。
— Yukon (@savurre_tanna) December 12, 2023
実は、重めのリュックもセンザリーグッズになるはず。
不眠がある人で、ウェイトブランケットが合う人は結構いる。
カバーがついてるウェイトブランケットが良いです。
ウェイトブランケットのポイント
ウェイトブランケットを使うには、以下の要素がポイントです。
- 睡眠の質の向上や不安やストレスの軽減などの効果が期待できる
- 重さは体重の10％～15％程度が目安
- サイズは身長に合わせて選ぶ
- 素材は通気性のよい素材を選ぶ
- 洗濯可能なタイプを選ぶ
- 最初は圧迫感を感じても慣れてくる
- 子供に使用する場合は重量を確認
- 夏場は寝室を涼しくして使う
また、注意しないといけないポイントもあります。
- 洗濯不可のタイプが多い
- 寝返りが打ちにくくなる可能性がある
- 暑くなりやすい
- 妊婦や小さい子供は使用不可
これらのポイントを押さえて、自分に合ったウェイトブランケットを選び、快適に使用しましょう。
良くある質問FAQ
まとめ
いかがだったでしょうか？
ウェイトブランケットは、体に重みをかけてリラックス効果や睡眠の質の向上を促すアイテムです。
しかし、中には「ウェイトブランケットは疲れるのでは？」という疑問を持つ人もいるでしょう。
結論から言うと、ウェイトブランケットは適切に使用すれば疲れることはありません。
むしろ、以下の3つの効果が期待できます。
- 睡眠の質の向上
- 不安やストレスの軽減
- 筋肉の緊張の緩和
ウェイトブランケットは、体にかかる圧力によって、副交感神経が優位になり、リラックス状態が促されます。
これにより、入眠しやすくなり、睡眠の質を向上することが出来ます。
また、体にかかる圧力によって、オキシトシンやセロトニンなどのホルモンが分泌されます。
これらのホルモンは、不安やストレスを軽減する効果が期待できます。
さらに、筋肉の緊張が和らげることが出来て、身体をリラックスした状態にしてくれます。
ただ、ウェイトブランケットの重さによる圧迫感が、逆に危険な場合があります。
特に、妊婦や小さい子供には注意しないといけません。
ウェイトブランケットは、適切に使用すれば疲れることはありません。
むしろ、睡眠の質の向上や不安やストレスの軽減などの効果が期待できます。
ウェイトブランケットを購入する際は、上記のポイントを押さえて、自分に合ったウェイトブランケットを選びましょう。
コメントを残す